トーマスとマキロイ、"タイガーマニア"にうんざり?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/03/13号
2018/03/12更新

トーマスとマキロイ、
"タイガーマニア"にうんざり?

 ジェネシスオープンでタイガー・ウッズと予選ラウンドを回ったのはローリー・マキロイとジャスティン・トーマス。歴戦の強者の2人もギャラリーの多さとそのマナーの悪さに圧倒されてしまったようだ。

"タイガーマニア"とされる熱狂的なファンが大声で叫び出すシーンがたびたび。マキロイはラウンド後「頭痛薬が必要だった」と、うんざりした様子。予選落ちしたタイガーについても「タイガーのショットの半分は、ギャラリーの影響を受けていた」と話した。

トーマスは怒り心頭。「(タイガーとラウンドした)最初の2日間は本当にワイルドだった。今日(3日目)はそれほどでもなかったが、いずれにしてもちょっと(ギャラリーは)手に負えなくなっている。ショットやプレーをしている最中に叫ぶことが面白いと思うギャラリーを私は望まない。これからもそんなことが起こるのを見たくも聞きたくもない」とギャラリー批判を繰り返したのだ。

トーマスは、1日10万人単位の観客が訪れる2週前のフェニックスオープンに続いて、タイガーの復帰第2戦でのラウンドとあって、自身も「過剰反応しているのかもしれない」とは語っているものの、アメリカのメディアも「最近、確実にギャラリーの世代や質が変わっている」と指摘する声もある。先日のフェニックスオープンでは"全裸男"が出現し、ほかのギャラリーからやんやの"喝采"を浴びたご時世なのだから……。

ゴルフ人口が減少するなか、若者を呼び込もうとさまざまな試みがなされている昨今、かつてのような"品の良い"ギャラリーだけを望むのは無理があるということなのかもしれない。トーマスは「お金を稼ぐためにプレーをしている」と発言したが、となるとギャラリーは〝顧客〟ということになる。それを受け入れ、喧騒の中でも集中できなければ、トッププロにはなれないということか。

 
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