ラストゴルフをリッキーと。Vの裏のストーリー
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/01/02号
2017/12/28更新

ラストゴルフをリッキーと。
Vの裏のストーリー

 タイガー・ウッズの復帰戦となった「ヒーロー・ワールドチャレンジ」は、最終日に快進撃を見せたリッキー・ファウラーの逆転優勝で幕を閉じたが、その裏にはリッキーの心温まる話があった。

 日ごろからファンを大切にし、チャリティ活動にも熱心なリッキーだが、12月8日、自身のインスタグラムで、オフの間にあった話を初めて公にした。

 そこには色の白い初老の男性と肩を組むリッキーの姿があり、次のようなコメントが書かれていた。

 「38日前、僕はアトランタに飛び、すい臓がんとたたかう男性とゴルフをした。それが、彼にとって喜びに満ちたラウンドであったことを願う。僕には、それ以上のことだった。すべてが素晴らしかった。僕らは同じカートに乗って、何度も大笑いした。僕はあの日のことを一生忘れない。

 11日前、タイガーのトーナメントが始まる前の日曜日、彼は帰らぬ人となった。彼が人生最後の日々の一日を、僕と過ごしてくれたことに感謝する。ありがとう! レイエス博士。先週の勝利をあなたに捧げます。やすらかにお眠りください」

 末期のすい臓がんにおかされながら、リッキーとのゴルフを楽しんだのはジョージア州に住むヘルマン・レイエスさん(享年69。ドクターの肩書が付されている)。レイエスさんは人生の最後にリッキーとのゴルフプレーを希望していた。それがどういう経緯でリッキーに伝わったかは不明だが、ツアーでも屈指の心優しいリッキーがその声に応えたものだ。

 そして、レイエスさんが他界した次の日曜日、彼は61というコースレコードをマークして逆転優勝! レイエスさんに勝利を捧げたいという、リッキーの熱い思いの産物だったのだろう。

 リッキー・ファウラー。身も心も、いい男だ。

 
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