2017はスペイン年!?ガルシアとラームが受賞
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2018/01/02号
2017/12/28更新

2017はスペイン年!?
ガルシアとラームが受賞

 今年の欧州ツアーは"スペインの年"だったといえそうだ。年間最優秀選手はセルヒオ・ガルシアに、最優秀新人賞はホン・ラームに決まった。

 欧州ツアーのキース・ペリーCEOは 「マスターズに優勝しただけでも注目すべき功績だが、ガルシアはさらに二つの権威のあるタイトルを獲得している。最優秀選手賞に値する」と絶賛。ガルシアは平均ストローク69・3で同ツアーのトップに立ち、ポイントで争われる年間王者のトミー・フリートウッドや同2位のジャスティン・ローズを振り切って、最優秀選手に選ばれている。

 ガルシアは「これは大変な名誉だ。競争相手となった才能あるプレーヤーたちを抑えて、この賞を受賞できて、これほど幸せなことはない。今年はゴルフコースの内と外で素晴らしく、信じがたい年となった。間違いなく生涯忘れることのない年になるだろう」とコメント。プライベートでは、7月に結婚し、来年3月に第1子誕生予定と"おめでた"続きだ。

 一方、年間ポイント4位のガルシアを上回って3位に入ったのが、新人賞を獲得したホン・ラーム(23)だ。今年は、アイリッシュオープンと最終戦のDPワールドツアー選手権に優勝し、WGCメキシコ選手権では3位タイ、WGCマッチプレーで2位。これに先立ち欧州ツアーのポイントには加算されなかったが、米ツアーのファーマーズインシュアランスで優勝するなど大躍進。スペイン出身だが、昨年の米アリゾナ州立大学時代、世界アマチュアランキングの頂点を極めてのプロ転向。

 「今年の初めには(欧州ツアーの)メンバーでもなかった。誰が今の自分を予想できただろう。この賞を獲得して、とても満足感を感じている」とラーム。7月の全米オープンでイライラを抑えられず、バンカーレーキを投げるなど"大暴れ"したことも話題になったが、メンタルのばらつきはかつてのガルシアに通じる部分もあるような……。ラームのメンタルが安定すれば、ガルシア&ラームの"スペイン時代"が続きそうな勢いだ。

 
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