3部選手!?欧州ツアーで史上まれな下克上Vが話題に
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2017/06/06号
2017/06/05更新

3部選手!?欧州ツアーで
史上まれな下克上Vが話題に

 欧州ツアーのポルトガルオープンでマット・ウォレスが完全優勝……そもそもウォレスって誰だっけ?

 実はウォレス、昨年まで欧州ツアーの2部ツアーのさらに下の3部ツアーで戦っていた。どうりで知らないわけである。史上まれに見る"下克上V"の全貌とは?

 ポルトガルオープンは欧州ツアーだが、2部ツアーとの共催でフィールドは薄かった。とはいえ初日に63をマークしたウォレスが首位発進したとき、誰もが2日目以降は崩れるだろうと思っていた。ところが66・73・69で完全優勝したのだから驚き。

 何しろ彼は3部ツアー=アルプスツアーから2部に昇格したばかり。ロンドン出身の27歳はアマチュア時代のめぼしい実績もなく、プロフィールさえどこを探しても載っていない。

 「欧州ツアーで優勝するのが夢だった。人生最高の瞬間です!」とトロフィーを掲げた"ロンドンボーイ"の、欧州ツアー参戦5試合目、世界ランク233位(1年半前は1000位台!)での下克上は欧米で大きな話題を呼んだ。

 ここでツアーの仕組みをおさらいしておこう。欧州ツアーの傘下にチャレンジツアー、いわゆる2部ツアーがあり、そこへの登竜門として3部ツアーが存在する。それが00年にオーストリア、フランス、イタリア、スイスの4カ国で創設されたアルプスツアーだ。

 昨年ウォレスはそこで5連勝を含む6勝を挙げ賞金王となり今季2部ツアーに昇格。ちなみに、一試合の賞金総額は4万5000ユーロほどだから600万円未満。そのため6勝してもおよそ620万円しか稼げていなかった。

 チャレンジツアーになると賞金総額6000万円クラスが登場。欧州ツアーは最低でも1億円以上。総額10億円超えのトーナメントも少なくない。今回ウォレスが獲得したのはやや少なめの1000万円強だが、欧州ツアーのシードを得たのは大きい。

 「ここに立てるとは思ってもみなかった。この瞬間を夢みてただ目の前の課題に取り組んできただけなんだ」。謙虚な27歳に注目だ。

 

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