韓国21歳キム・シウー、2億円得てもエコノミー、寄付も忘れぬ
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2017/06/06号
2017/06/05更新

韓国21歳キム・シウー、
2億円得てもエコノミー、寄付も忘れぬ

 プレーヤーズ選手権を制した韓国のキム・シウー。2003年にアダム・スコットが記録した最年少記録を塗り変える弱冠21歳10カ月での快挙は、母国でも大きく取り上げられた。

 「次世代の希望キム・シウー、"第5のメジャー"大会で歴代最年少優勝」(ニュース専門チャンネル『YTN』)、「韓国男子ゴルフのバラ色の未来を示した」(経済紙『ヘラルド経済』)、「最年少のキム・シウー、男子ゴルフの希望に」(テレビ局『TV朝鮮』)といった具合だ。

 もっとも、シウーは韓国では以前から"ゴルフ神童"と呼ばれてきた逸材である。

 6歳でゴルフを始め、中学2年のときにはプロに交じって09年韓国オープンにも出場。翌10年には韓国代表にも選ばれている。そして12年12月には史上最年少17歳5カ月と6日で、PGAのQTファイナルを通過したことから「メジャー制覇も夢ではないだろう」と太鼓判を押されていたほどだ。

 ただ、満18歳にならなければツアーカードが発給されない規定から3年間は2部ツアーでプレー。1部昇格したのは2016年からで、昨年8月にはウィンダム選手権でツアー初優勝していたが、腰痛などに悩まされ、今季は7度の予選落ちと4回の棄権を経験していた。

 そんな彼が待望のビッグタイトルを手にしたことで、韓国では期待が高まるばかり。改めて「メジャー獲得も現実味を帯びてきた」と報じられている。

 優勝賞金189万ドル(約2億円)を手にしてもエコノミー席で飛行機移動し、1億ウォン(約1000万円)は韓国ゴルフ協会に、1億ウォンはPGAに寄付することも発表。その好感度も世界的に急上昇中であることは、間違いないだろう。

 
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