マキロイがシーズン中にクラブ全とっかえ。うまくいく?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2017/06/06号
2017/06/05更新

マキロイがシーズン中に
クラブ全とっかえ。うまくいく?

 プレーヤーズ選手権の週、ローリー・マキロイのテーラーメイドとの総合ギア契約が発表された。世界のトップ選手が、シーズン中にクラブとボールを全面的に変更するのは、異例中の異例だ。

 発端は、昨年8月、ナイキのクラブ・ボール事業の撤退だった。マキロイをはじめとするナイキの契約プロたちは、それ以降、新しいギア探しを迫られることになった。マキロイは、当初はナイキのギアを使用し、パターのみをスコッティ・キャメロンに変更して、昨年の終盤戦で2勝。その後、テーラーメイドの「M2」(2016年モデル)を試した時期もあったが、今年の初めからは、ボールはタイトリスト「プロV1x」、クラブは、ドライバー、アイアンをキャロウェイで揃えていた。今年はこのままでいくと思われていたところの、大幅なギア変更だ。

 今回の契約は、パターまで含むクラブ14本に、ボールを加えた総合的なもので、マキロイは、短期間に使用ボールを2度変更することになる。当然、距離感などが合うのか心配されるところだが、当のマキロイは新しい「TP5x」ボールの性能を非常に気に入っていて、それが契約のきっかけになったのだという。

 ギアが変わると、それまで培った技術が発揮できないこともある。そのため、ボールとクラブを同時に変えるのは、プロゴルファーの間でも"タブー"とされる禁じ手だが、マキロイは以前にもタイトリストからナイキに移籍する際に、同時変更を行っており、今回も新しいギアを使いこなす自信があるようだ。

 「発表は電撃的でしたが、以前からマキロイは数カ月にわたり、クラブ、ボールをテストしてきました。どれも良い結果が出たからこそ、今回の契約に至りました」(テーラーメイドブランドマーケティング シニアスーパーバイザー 池田省吾氏)とメーカー側も大いに期待する。

 新ギアはハマるか?

 
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