レクシー4打罰問題。タイガー、ミケらからも異論が……
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2017/04/25号
2017/04/17更新

レクシー4打罰問題。
タイガー、ミケらからも異論が……

 視聴者からの通報でルール違反が露見することはこれまで度々あったが、懸念していた事態が米女子ツアーのメジャーで起きてしまった。

 今年のメジャー初戦、ANAインスピレーション最終日、レクシー・トンプソンは2打差の単独首位で13番ホールへ向かうところで、競技委員に呼び止められ、4打罰の宣告を受けた。前日の17番ホールでバーディパットを打つ際に、グリーン上でマークした地点から異なる場所で打っていたことが、テレビ視聴者からの指摘で発覚。これによって「誤所からのプレー」(ゴルフ規則20-7c)の2打罰、「スコアの誤記」(ゴルフ規則6-6d)で2打罰、計4打罰となった。以前までならスコア誤記(過少申告)による失格となったケースだが、視聴者からの通報は優勝争いしている選手や、注目選手に偏る傾向があり、公平を期するために近年になって罰打を加えてプレー続行となる規則に改訂された。

 問題のシーンは、VTRを見ても微妙だ。30センチほどのパットをマークして、元の位置よりわずかにボール半分ほど左に動かしたようにも見えるが、それで次のパットが有利になったとは思えない。

 「不注意としか言いようがありません。拾い上げるなら、もっと1メートルほど上げるべきだった。そうすればカメラはアップにしなかったでしょうし」と、USGA(全米ゴルフ協会)競技委員の川田太三氏。

 トンプソンはその後も奮闘し、プレーオフまで持ち込む。結局、韓国のユ・ソヨンに敗れたが、"擁護"の声はギャラリーからのほか、タイガー・ウッズもツイッターで「視聴者は競技委員ではない」。リッキー・ファウラーは「観ている人からの電話やメールにとり合うスポーツはほかにない」。フィル・ミケルソンは「意図的でなくてもこういうことは起こり得る。彼女がトロフィをもらうべき」とおかんむり。弊社の「みんなのゴルフダイジェスト」のWEBアンケートでも42%が「視聴者からの指摘は無視すべき」と回答。

 川田氏は「米国勢応援のナショナリズム的雰囲気のなかで、分け隔てのない判断をしたと思う」(同)とLPGAの対応を評価するが、タイガーやファウラーらの「視聴者は競技委員ではない」との指摘は、課題として残ることになった。

 

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