受動喫煙防止対策ますます厳しく。コースももちろん……
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2017/04/04号
2017/03/27更新

受動喫煙防止対策
ますます厳しく。コースももちろん……

 厚労省が先ほど発表した受動喫煙防止対策に関する"強化案"。国会で愛煙家議員たちが異論を唱えて話題になっているが、ゴルフ場への影響は……。

 同案で屋内原則禁煙(専用室設置なら可)に指定した飲食店のなかにはゴルフ場のクラブハウス、ハウスのテラスを利用したレストラン、コース内の茶店も含まれるという。コースの現状と、施行後はどうする予定なのかを聞いてみた。

 まず、オリンピック会場問題でたびたび取り上げられている霞ケ関CCは「すでにクラブハウス内は食堂も含め終日禁煙ですが、1階ロビー脇に専用喫煙室を設けて完全分煙しています。食堂の外のテラスとコース内売店は灰皿があり喫煙できるようになっていますが、正式に法案が施行されたらそれに沿った対応をしていく予定です」(今泉博総支配人)

 一方、大宮国際カントリークラブ(埼玉県)は「5年前にクラブハウスを建て替え、その際にハウス内は全面禁煙にしました。喫煙所は屋外に2カ所設置してあり、お客さまからの苦情はありません」(山田康夫支配人)

 またパブリックコースの吉見ゴルフ場(埼玉県)も「ハウス内は全面禁煙です。まだ喫煙を許しているゴルフ場があるのですか?」(秋山和紀副支配人)と、大半のゴルフ場が"強化案"を先取りしているようだ。

 ところがまだ喫煙に"柔軟な"ゴルフ場もある。名前を伏せることを条件に語ってくれた某公営ゴルフ場では「食堂は9時30分〜14時の混雑時は禁煙。それ以外は喫煙でき、コンペルームも喫煙可です。『法律で許されているものを公営の施設で認めないとは何事か』と抗議されるお客さまもいらっしゃるので」(関係者)だとか。

 しかし、このゴルフ場も、正式施行後は全面禁煙を実施する予定という。愛煙家にはますます肩身の狭い話ではあるが……。

 
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