実現するか、トランプが女王陛下の御前プレーを熱望している
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2017/02/14号
2017/02/06更新

実現するか、トランプが女王陛下の
御前プレーを熱望している

 ドナルド・トランプが女王陛下の"御前ゴルフ"を希望しているという。

 日米首脳会談が、2月10日にホワイトハウスで行われることが調整されているなか、それより2週間早く、イギリスのテレサ・メイ首相が、海外のリーダーとしては就任後初めて、トランプ大統領に招待され会談に臨んだ。

 世界の女性団体などが反トランプのデモを繰り広げており、大統領としては初めての首脳会談の相手に女性首相を選んだのも"狙い"だったのかもしれない。しかし、トランプ大統領個人としては"ある場所"でゴルフをするための根回しだったという話も出ている。

 そのゴルフコースはバルモーラル城の9ホールコース。エリザベス女王の個人的な城で、ここで女王やウィリアム王子、キャサリン妃が見守るなか、プレーをしたいというのがトランプ大統領の希望なのだという。大統領がライバル視しているとされるレーガン元大統領が1982年に女王と乗馬をしたことから"対抗策"としてゴルフを目論んでいるとか。今夏に予定されているイギリスへの公式訪問の際に、プレーをしてロイヤルファミリーと記念撮影をしたい旨の要望をすでにイギリス政府に出しているという。

 政府の管理下にあるバッキンガム宮殿ならまだしも、女王の個人的な邸宅となっている城で、しかも夏場に、というのはなかなか困難なリクエスト。通常スコットランドで過ごす女王の予定の変更も必要となることから、実現のためにはイギリス政府の強力な後押しが必要だ。そのためかトランプ大統領は、メイ首相を「マイ・マギー」と愛称で呼んで、すり寄っているようなのだ。

 なにやら、レーガン・サッチャー時代の再現を目指しているような気がしないでもないが、そもそもイギリスにゴルフコースを持つトランプ大統領にすれば、同国との経済協力や規制緩和は、自身のビジネスに役立つ。さらに、女王とのゴルフをアピールできれば、集客にもプラスになると踏んでいるのかもしれないが、いかに……。

 
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