週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

“龍馬的”斬新アイデア募集中。
お礼はリョーマです

　ふるさと納税の返礼品としてゴルフ用品やプレー券などが活用されていることは小誌でも何度か紹介しているが、また新たに地方創生のための異色イベントが企画されている。

　リョーマゴルフが提案している「龍馬チャレンジ」がそれ。

　都市部から見た＂日高村起こし＂の施策提言を行ってもらい、ふるさとづくり基金として寄付金を募る。その寄付金の額によって同社の製品を提供するという内容だ。寄付額10万円ならパターかキャディバッグ、12万円ならユーテリティ、13万円以上ならドライバーなど。寄付金は村の活性化事業に使われ、申し込みは日高村ホームページから行う。

　この企画は、同社の谷本敏雄社長が高知県日高村の出身で「以前から村のために何かしたいと思っていて、今回の提案に村役場が乗ってくれた」ことから実現したもの。

　同村は高知市の西16キロにある人口約５０００人の山あいの村。地方のご多聞にもれず、人口減少に悩まされているという。しかし、現状に手をこまねいているわけではない。

　同村にはグリーンフィールドＧＣ、錦山ＣＣと本格的コースが２カ所もあり、ゴルフを振興策のポイントのひとつに据えた、あの手この手を思案中のよう。

　「グリーンフィールドを設計した戸張捷さんも顧問として入ってもらって、男女プロが＂ガチンコ勝負＂するイベントも企画したいと思っています」と谷本氏。募集した提言から生まれるアイデアも楽しみで、ふるさと納税の返礼品とはまた一味違う、地方活性化企画を期待したい。

　
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