テレサは24アンダー勇太は61!アンダー合戦秋の陣
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2016/12/13号
2016/12/08更新

テレサは24アンダー勇太は61!
アンダー合戦秋の陣

 エリエールを制したテレサ・ルーは24アンダー、ダンロップフェニックスVの池田勇太は4日目に61のビッグスコアをマーク。ツアー終盤はアンダー合戦となった。過去の試合や海外の記録もチェックしてみた。

ビッグスコア出しちゃいました!

 テレサの24アンダーは女子ツアーの新記録。これまで72ホールの試合では堀奈津佳の21アンダー(2013年アースモンダミン)だった。今回のエリエールは、比嘉真美子が23アンダー、鈴木愛と原江里菜が20アンダーと、4人も20アンダー以上が出ており、好条件が揃っていたといえるだろう。

 一方男子のダンロップフェニックスでも、ブルックス・ケプカが21アンダー、池田勇太が20アンダーとやはりアンダー合戦。その前週のVISA太平洋での優勝スコアは24アンダーだったが、2位とは7打差。こちらは、優勝した松山英樹の強さが際立った。

 しかし、この24アンダーは男子ツアーでは記録的には5位タイ。1位は14年のトーシンでI・H・ホが出した28アンダー。2位は1996年、日本シリーズでのジャンボ尾崎の26アンダー(他一例)。

 海外に目を転じると、米男子ツアー(72ホール)での最多アンダーは03年メルセデス選手権のアーニー・エルスの31アンダー、米女子では04年ウェルチ選手権(パー70)のカレン・スタップルズの22アンダーがある。

 スコアを左右する要素をテレビ解説者の佐渡充高氏に分析してもらうと「1にコースセッティング、2に天候(風)、3にグリーンの形状(アンジュレーション)、硬さ。コースの距離が長くなっても、用具が進化した現在では、あまりスコアに影響がありません」

 メジャーではほとんどが優勝スコアをパープレーに想定し、コースセッティングする。しかし、米ツアーでは優勝スコを10アンダー〜15アンダーに設定することが多い。観戦の面白さを求めるからだ。加えて風もなく、グリーンも平坦ならとてつもないスコアが出ることになる。

 「ペブルビーチプロアマのようなアマも出る試合ではラフも短く、フェアウェイも広くするセッティングなので好スコアが出やすい」(同)

 この視点で観戦するのも一興だろう。

 
【関連記事】こちらも注目です!
2012/06/04 豪ギブソンが16アンダー。遼の世界記録破るスコア「55」が出た!
2015/04/14 またまた記録作ったコー今度は連続アンダーパー
2014/10/28 28、31、32……何の数字でしょう?

一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト