スピン系は高いからなー!?嘆きの皆さんに米から新顔
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2016/11/1号
2016/10/24更新

スピン系は高いからなー!?
嘆きの皆さんに米から新顔

 海外のウェブサイトなどで話題となり、国内での知名度もグングンアップしているボールがある。

 「スネルゴルフ」のボールがそれ。タイトリストで「プロV1」の設計に携わり、ボールに関する38の特許を保有しているというディーン・スネル氏が開発者。スネル氏は数年前までテーラーメイドで「ツアープリファード」「リーサル」などのボールを生み出してきた人物で、満を持して独立し「スネルゴルフ」を立ち上げたのだ。

 スネルゴルフのコンセプトは、高品質のボールを手ごろな価格で販売するというもの。広告宣伝費をかけず、プロへのプロモーションも行わないので、その分コストを削減できるという。中上級者向けのウレタンカバー3ピースボール「マイツアーボール」は、国内で1ダース4200円(税抜)と、いわゆるプロボールと比べると確かに安価。気になる機能面も「ウェッジなどでのスピン性能は他のスピン系ボールと遜色なく、ドライバーに関してはやや低スピンで、飛距離が伸びたという声をいただいています。軟らかい打感も特徴です」(スネルゴルフジャパン 川田繁仁氏)とメーカー側も自信を持っているようだ。

 シームレス(※ディンプルのあいだに継ぎ目がない)のボールが多いなか、はっきりとしたシームがあるのもスネルゴルフボールの特徴だが、「本来、ボールの製造工程でシームはできるもので、シームレスボールはカバー部の研磨などで見えなくしているだけです。どの方向から打っても変わらない性能を発揮します」(同氏)ということで、ボールの専門家であるスネル氏の知見が、性能やコスト減に生かされているようだ。国内ではネット販売のほか、専門店を中心に展開するという。

 「スピン系が好きだけど、値段が高い」とお悩みの向きは、試してみる価値があるかも。


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