絶好調タイ勢の“兄貴”マークセン早くもシニア3勝目
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/10/11号
2016/10/04更新

絶好調タイ勢の“兄貴”
マークセン早くもシニア3勝目

 日本シニアを制したのはプラヤド・マークセン。これで今季シニア3勝のルーキーは、現在、世界のゴルフ界を席巻するタイゴルフのパイオニアでもある。

タイの至宝!

 レギュラーツアーとシニアツアー"2足のわらじ"をはきながら、今回の優勝で「米シニアツアーのファイナルQTにも近づいた」と、驚くほどのタフガイぶりを見せる50歳だ。

 1966年、バンコクの南の町、ホアヒン生まれ。家は貧しく、幼少期にまともに学校に通えず駅で物売りをして家計を支えた。12歳の時にゴルフ場で拾ったロストボールを売ったのがゴルフとの出会い。10年くらい前までのタイでは、客が池ポチャ直後にドボンと池に潜ってボールを拾う少年が何人かいたものだ。マークセン少年もそんな一人だった。

 その後、自らもゴルフをやりたくなったマークセンは、山で切り出した木を削り手製のウッドクラブを作りゴルフの修練をした。粗末な道具で器用にプレーする姿がタイの大手ビールメーカー「シンハ」の社長の目にとまり、キャディに。マークセンはいまも「14歳のキャディ時代にシンハの社長に見出されなかったらプロゴルファーになれなかった」と感謝する。

 その後アジアサーキット(アジアンツアーの前身)を経て、日本へ。最初は言葉もわからず友達もおらず苦労したというが、その経験がいま、日本ツアーに参戦する若手たちへのサポートという点で生き、男子のT・クロンパ、女子のO・サタヤ、P・チュティチャイらの活躍にもつながっている。

 欧州ツアーへの先鞭をつけたのがトンチャイ・ジェイディなら、日本ツアーはマークセン。タイの"兄貴"の活躍から目が離せない。

 
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