パーオン率3割以下に!?全米OPに300Y超の怪物パー3
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/05/24号
2016/05/20更新

パーオン率3割以下に!?
全米OPに300Y超の怪物パー3

 300ヤード超のパー3。ウソのようなホールが全米オープンに戻ってくる。

 オークモントCCで開催される今年の全米オープン。同コースでは2007年にも開催されたが、当時、303ヤードでプレーされた8番パー3には批難轟々。フィル・ミケルソンは「パー3・5にすべき」といったほど。それでもUSGAは、今年もこのホールを300ヤードを超える設定にすると発表した。

 「『USGAは正気を失った』などという前に、このホールの歴史を振り返ってもらいたい」とは、USGAのエクゼクティブ・ディレクター、マイク・デイビス氏。

 「このホールはもともとドライバーかスプーンでプレーされるようデザインされており、250?260ヤードをキャリーで飛ばせば、フェアウェイは固く、傾斜もしているので、40ヤード強のランが出る。グリーンもオークモントCCでもっとも大きく、かなりフラット。ホールの設計意図を守るには、2007年と同じようにするしかない」(同)

 かつて、USGAは250ヤードまではパー3で、それ以上はパー4にすると規定していた。有名無実になった規定とはいえ、普段、このホールはバックティから288ヤード。あえてヤーデージを伸ばす必要があるのか疑問は残る。

 2007年全米オープンのこのホールの平均ストロークは3・452。全ホール中5番目に難しく、ワンオン狙いをした選手の26・7%しか、グリーンをとらえられなかった。優勝したのは、ロングヒッターのA・カブレラで、スコアは5オーバー。

 選手の飛距離の伸びを憂慮するUSGAがロングヒッターでなければパーが取れないコース設定をするのは「?」だが……。

 
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