日本は未定だけれど……韓国では五輪ゴルフ金で3250万!
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/04/05号
2016/03/29更新

日本は未定だけれど……
韓国では五輪ゴルフ金で3250万!

 リオ五輪まで約4カ月余りとなった。五輪ゴルフの報奨金はどうなっているのか、韓国と比較してみた。

 出場選手のモチベーションを高めるためにお隣の韓国では、前回のロンドン大会よりも2割以上アップの総額69億ウォン(約6億3000万円)の報奨金をリオ五輪に用意するという。金メダルを獲得すると6000万ウォン(約550万円)、銀で3000万ウォン、銅で1800万ウォンになる予定だ。

 しかも、それは政府の予算で、韓国ゴルフ協会はそれとは別に独自の報奨金として、金メダル3億ウォン(約2700万円)、銀1億5000万ウォン、銅1億ウォンを支出する方針だ。

 では、日本のゴルフ界はリオ五輪に向けてどんな取り組みをしているのか、オリンピックゴルフ競技対策本部を設置している日本ゴルフ協会(JGA)に聞いてみた。

 「プロの方が代表に選ばれると思われますから、どんな報奨がいいのか、強化委員会で話し合っているところです」(JGA)と、つまり、まだ何も具体化に至っていないということ。

 強化委員会は対策本部傘下の実働部隊で、会長が倉本昌弘日本プロゴルフ協会会長で、副会長が小林浩美LPGA会長とプロ団体の長が務めている。その両プロ団体とJGTOを含めた3団体で「何が報奨にふさわしいのか話し合ってほしい」というのがJGAの立場だ。

 五輪ヘッドコーチの丸山茂樹は、複数年シードを与えるべきだとして、その旨を倉本に伝えているが、まだJGTOからもLPGAからも、それに対して具体案は出ていない。明確になったのは、五輪前後の国内大会を五輪出場選手が欠場してもペナルティは課さないとLPGAが発表したことぐらい。

 今回のリオ五輪はともかく様子を見ておいて、2020東京で"本格稼働"させたいというのがJGAの本音のようだ。

 
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