「振り感」統一できる。ロングほど軽いシャフト
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2016/03/15号
2016/03/08更新

「振り感」統一できる。
ロングほど軽いシャフト

 アイアンのシャフトは、長さは違っても全番手同じ重さが一般的。ところがロングアイアンになるほど重量が軽くなるカーボンシャフトが発売になるという。4月15日発売のフジクラの「MCIブラック」がそれだ。

 「MCI」と言えば、アフターマーケットでの人気が高いアイアン用カーボンシャフト。新しく追加発売される「MCIブラック」は、ロングアイアンほど重量が軽く、5番アイアン用とPW用のシャフトで20グラム程度の差が出る設計となっている。これまでの重量ではロングアイアンは重すぎて振り抜きにくく、ショートアイアンは軽すぎて手打ちになりやすい傾向があり、これだけ重量が変わることによって、全番手で振り心地を統一できるという。

 同じような発想は、スチールシャフトでもあり、昨年発売された「ダイナミックゴールドAMT」は、番手毎に3グラムずつ軽くなる仕様で、現在はタイトリストの純正シャフトにも採用されている。面白いケースでは昨年発売されたピンの「Gマックス」アイアンで、4番から6番のスイングウェートを軽くしている。気になるのは、20グラムも重量が違って大丈夫なのかという点だが、クラブコーディネイターの鹿又芳典氏によると、「カーボンの場合、スチールとは異なり、同一バランスで組むとショートアイアンが軽く硬くなりがちです。ロングアイアンが振りやすい重量を選んで、ショートアイアンを重くすることで、振り感を統一することができます」と好評価。重量を変えて、振り心地を揃えるこのアイデア。今後はさらに流行するかも?

 
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