大学勧誘のつもりが?アマチュアに負かされたミケルソン
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2016/02/09号
2016/02/02更新

大学勧誘のつもりが?
アマチュアに負かされたミケルソン

 フィル・ミケルソンが、アマチュアと勝負して"5000ドルの負け"となったという。

 そのアマというのは、オーストラリアの17歳、ライアン・ラッフルズ。大学に進むかプロに転向するか悩んでいるラッフルズにミケルソンが電話をかけ、練習のラウンドに誘ったという。ミケルソンは、母校であり弟がコーチを務めるアリゾナ州立大学のゴルフ部に誘うつもりだったようなのだ。

 ラッフルズによれば、ラウンド当日、ミケルソンがティタイムで「こんなに朝早く起きてプレーするのに、2500ドル以下ではやれないよ」と言い"勝負"開始。ミケルソンが負ければラッフルズのプロ転向時に5000ドルを支払い、ミケルソンが勝てば、2500ドルをラッフルズが支払うことになったという。

 「アウトの9ホールでいくつか負けていたんだけれど、最後の7ホールで6つのバーディを取って、1ストローク差で勝てたんだ。最高の気分だよ」とラッフルズ。

 ラッフルズの父親のレイは、ダブルスで知られた有名なテニスの選手。その関係でラッフルズは、アメリカ生まれのオーストラリア育ち。オーストラリアのジュニアゴルフのタイトルを総なめにし、2013年の15歳の年にプロのいすゞクイーンズランドオープンで19位となり、最年少予選通過記録を作っている。オーストラリアでは有名選手で、ジェイソン・デイやジェフ・オギルビーなどにも進路を相談したとか。結局、10代の時にラッフルズと同様の悩みを持っていたデイが「いずれ通らなければならない道。自分の場合は後悔していない」と語ったことで、プロ転向を決めたとか。

 アメリカでのプロ第1戦は、今週のファーマーズインシュランスになる模様だ。

 ミケルソンにすれば、5000ドルを支払うはめになり、ツアーでのライバルを一人増やすトホホな結果になってしまった。

 
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