ゴルフ界でもPray for Paris、試合で黙とう、哀悼メッセージもぞくぞくと
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2015/12/8号
2015/12/02更新

ゴルフ界でもPray for Paris
試合で黙とう、哀悼メッセージもぞくぞくと

 フランスで起きたテロは、グローバル化したゴルフ界にとっても他人ごとではない。選手たちは次々と哀悼のメッセージを寄せた。

 上海で開催されていた欧州ツアーのBMWマスターズでは、正午から試合を1分間中断。選手たちは帽子をとり、うつむいて黙とうを捧げた。選手の帽子には、黒いリボンがつけられ、選手とキャディは2日間腕に黒い腕章を巻いてプレー。ヘンリク・ステンソンは最終日、上下黒のウェアで臨んだ。

 ティグラウンドに上がる前に帽子をとって頭を下げたり目を閉じたりする選手もおり、会場のレイクマラレンGCは時折、静寂に包まれるほどだった。

 試合会場以外でも、選手たちはツイッターなどで続々とメッセージを発信。「Pray for Paris(パリのために祈る)」とジャスティン・ローズやハンター・メイハン、J・B・ホームズ、ブリタニー・リンシコム、カリー・ウェブ、ナタリー・ガルビスらが哀悼の意を表した。

 ヨーロッパ出身のルーク・ドナルドやグレーム・マクダウェル、ダレン・クラークらも「パリの人々や犠牲者にお悔やみの言葉を贈る」と沈痛。

 ドイツのマーティン・カイマーは「ヨーロッパで起こっていることに大きなショックを受けた。今日、人生にはゴルフよりをはるかに大切なことがあるとわかった」というほどの消沈ぶりだった。

 アニカ・ソレンスタムは「ショックを受け、大きな悲しみを味わっている。思いはあなたと共にあり、私たちはこうしたテロをやめさせるために、反撃してゆく必要がある」と"過激"なコメント。心の整理がつかないという。

 今回のテロが、比較的警備の薄い"ソフトターゲット"を狙っているだけに、広さゆえ警備が難しいとされるゴルフコースを不安視する声も挙がっている。それだけにプロゴルファーたちにとっても無視できないことなのかもしれない。

 
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