J・スピース“価値ある1打差”で全米プロ獲り宣言!
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2015/8/11号
2015/8/4更新

J・スピース“価値ある1打差”で
全米プロ獲り宣言!

 メジャー3連勝を狙ったジョーダン・スピースだったが、惜しくも1打差の4位だった。しかし、この「1打差」に大きな価値があるという声もある。

勝者を讃えるグッドルーザー

 まず、勝負どころとなった後半3ホールを再現してみると……。

 首位と1打差で迎えた16番グリーン。下り20メートルのスネークラインを読み切ってバーディ。ガッツポーズとともに「カモン!」と雄叫びをあげた。しかし17番では2オンに失敗。2メートルのパーパットが入らず、またも首位に1打差と元に戻ってしまった。

 メジャー2戦目の全米オープンでは16番バーディの後、17番で痛恨のダブルボギー。しかし18番で乾坤一擲のショットを放ちバーディで勝利をもぎとっている。

 同じようなシチュエーションに、今回もその再現かと思われた。思惑通り、2打目はピンぴったりに着地したが、グリーンが軟らかくなったためバックスピンがかかり、ボールは"罪の谷"へ。バーディはならなかった。スピースは「残念なのがセカンド。ティショットを曲げたために得意のロブショットを使えなかった」と嘆いたが「今日はソリッドなゴルフができたし、チャンスもそんなに逃がさなかった。勝った人がすごかっただけだ」と自己分析してみせた。

「この1打差は価値があります。あのメジャー18勝のニクラスは2位が19回ある。つまり優勝争いする位置にいることが大事で、勝利は時の運ということです。ニクラスも2位19回を自己評価しています。その位置にいたからこそ、チャンスが巡ってきたのだと」(元テレビ解説者・川田太三氏)

 スピースも「4つ目の全米プロに照準を合わせる」と。この1打差を推進力にしたいと言下に結んだ。

 
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