シャフトもオーダーメイドする時代?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2015/7/14号
2015/7/7更新

シャフトも
オーダーメイドする時代?

 昨年、セブンドリーマーズが1本1200万円のカーボンシャフトを発表し、オーダーメイドとはいえ、あまりの高額で世間を驚かせたが、今度は㈱エヌジーエスもオーダーメイドのカーボンシャフト受注を始めるという。

 エヌジーエスはOEMが主のカーボンシャフトメーカーで、国内に自社工場を持つ一貫生産体制によるシャフトに定評がある。

「そうした土壌を生かし、ベストマッチのシャフトを提供しようと開発したのがオーダーメイドモデルです。実際の流れとしては、まずお客さんの感性に合わせてトルクや重量、フレックスなどを決めて試作。洋服でいえば仮縫いの状態ですね。次にテストしながらそれぞれのスペックを詰めていきます」(同社)

 販売は㈲ゴルフスタジオが担当。販売開始は7月半ばからで、価格は30万円前後になる見込みという。

 オーダーメイドのカーボンシャフトといえば、冒頭にあげたセブンドリーマーズが話題になり、片山晋呉が1本150万円のモデルを使ったことでも騒がれた。同社ではその後、1本12万円(税別)のマトリックスデザインシリーズの受注が増加しているという。今後、市場としては拡大していくのだろうか。

「自分に合ったものが手に入るのがオーダーメイドのメリットですが、ゴルファーのスウィングは一定ではないし、好みも変化する。それを考慮に入れて、遊びシロをどの程度設けるかがポイントでしょうね」(クラブコーディネーター・鹿又芳典氏)

ただ、「ニーズが細分化しているだけに試みとしては評価できるし、期待される分野ではありますね」とも。

 今後の一潮流となるか。

 
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