週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/2号
2014/8/25更新

ゴルファーを開拓せよ!
「20歳だけゴルフ無料」で増える? 増えない?

 高齢化、少子化はむろんゴルファーも例外ではなく、その開拓にゴルフ業界は大童だが、こんなアイデアも飛び出したが……。

 リクルートライフスタイルは全国の20歳男女を対象に練習場、ゴルフ場の料金が無料になる「ゴルフマジ!20」を発表。94年4月2日~95年4月1日生まれの男女(国籍問わず)なら、来年3月31日まで、全国74カ所のゴルフ場で9ホール、128カ所の練習場で1時間100球が無料になっている。

 国内のゴルフ人口は91年の約1800万人をピークに下がり始め、11年には924万人と半減。さらに20年には団塊世代が高齢化のためゴルフをやめるだろう「2020年問題」が横たわり、ゴルファー開拓が焦眉の急となっている。

 これは米国でも事情はほぼ同じでUSGA(全米ゴルフ協会)など振興策を打ち出し、大御所ジャック・ニクラスなどは早くから警鐘を鳴らし、「ケイマンゴルフ」や、「短時間に回れる9ホールゴルフ」を提唱してきた。

 日本でもPGA(日本プロゴルフ協会)の倉本昌弘会長がその施策に頭を悩ませている日々だという。その倉本が「ゴルフ界全体で進むなら100%応援したい。レッスンの協力など1~2年かけて新な道を探っていきたい」と気勢をあげた。

 しかし、「なぜ20歳だけなの? もっと年齢に幅を持たせればいいのに」「米国のようにコースが町にあるなら9ホールでもいいが、遠隔地にある日本は行ったら18ホールやらないと損した気分」「ゴルファー開拓でなくて、『じゃらん』の登録数増加が目的じゃないのか?」などの異論もあるようだ。

 さてこの企画、成功するか……。

 
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