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週刊ゴルフダイジェスト 7/22号
2014/7/15更新

強いのはサッカーだけじゃない!?
南米のゴルフ事情

 欧州ツアー、BMWインターナショナルを制したファブリシオ・サノッティは、南米パラグアイの選手だった。現在、サッカーW杯でも勢いに乗る南米のプロゴルファーを調べてみた。



上 コロンビア C・ビジェガス

下 アルゼンチン A・カブレラ

 いま南米は、16年リオ五輪でゴルフ競技が112年ぶりに復活することもあり、ゴルフをめぐる動きが活発だ。

 米ツアーは12年から傘下にPGAツアー・ラテンアメリカ(通称:NECシリーズ)を設立。R&A、USGA、マスターズ委員会は来年、「ラテンアメリカ・アマチュア選手権」をスタートさせる。また、今年10月にはタイガー・ウッズがマット・クーチャーと組んで出場するチーム戦「アメリカスゴルフカップ」がアルゼンチンで開催される。

 そのアルゼンチンは、ロベルト・デ・ビセンゾ(68年マスターズ2位)の昔からゴルフ界ではよく知られた強国。現在もメジャー2勝のアンヘル・カブレラが活躍中。

 反対に、影が薄いのが南米一の大国・ブラジルだ。昨年のゴルフW杯に出場したアディルソン・ダ・シルバは南アフリカツアーで通算12勝を挙げているが、世界ランクは200位台の選手だ。

 地図上、この両大国に挟まれているのがパラグアイ。同国を代表するプロは、米ツアー4勝、日本ツアー5勝のカルロス・フランコ。女子にも07年W杯優勝、米ツアー1勝のジュリエッタ・グラナダがいるが、彼女はフランコの教え子。実は、彼が登場するまで同国はゴルフのマイナー国で、かつてフランコは「国内にいるプロは十数人。うち6人は僕の兄弟」と語っていた。

 ほかには、カミロ・ビジェガスやエドアルド・エレラ(日本ツアー5勝)の母国コロンビア、ジョナサン・ベガスのベネズエラなどが知られるが、さて南米でアルゼンチンを脅かすような存在になるのはどの国だろうか。

 
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