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週刊ゴルフダイジェスト 7/8号
2014/7/1更新

栄えある受勲でL・デービースに
"デイム"の称号

 今月13日、英国政府が発表した「エリザベス女王の公式誕生日の大英帝国勲章」の受勲リストに、メジャー4勝、日本ツアーでも7勝を挙げているローラ・デービース(英国)が含まれていた。





「大英帝国勲章」は英国の発展に貢献した国内外の一般人に与えられる勲章で、その高位である「ナイト」の勲位受賞者は、英国籍の男性であれば「サー」、女性であれば「デイム」の称号の使用が許される。今回、デービースが授与されるのも「デイム」で、先週、全米女子オープンに出場した際には、同敬称を冠して紹介されていた。

 彼女は現在50歳。ツアー生活30年の間に、米ツアー20勝、欧州ツアー45勝。87年の全米女子オープンではプレーオフで岡本綾子とジョアン・カーナーを破ってメジャータイトルを初獲得した。「でも、どのタイトルもこの名誉には及ばないと思う。だって、30年のキャリアの末に得たものだから」と語っている。

 女子プロの「デイム」受勲は彼女が初めて。男子では88年のヘンリー・コットン(全英オープン3勝)に続いて、09年にニック・ファルドが「ナイト」を受勲。以降、必ず「サー」の敬称を冠して呼ばれている。

 ゴルファーの受勲では、先日ジャック・ニクラスがバイロン・ネルソン、アーノルド・パーマーに次いでプロゴルファー3人目となるアメリカ議会名誉黄金勲章を受章したばかり。日本では、学術・芸術・スポーツ分野では最高の栄誉とされる紫綬褒章を07年に樋口久子、翌08年に青木功が受勲。その都度、改めて社会的な関心を集めた。

 
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