週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/24号
2014/6/17更新

パインハーストが同じ舞台!
全米OPと全米女子OP男女で攻め方どう変わる?

 今週の全米オープンと来週の全米女子オープン。いずれもパインハーストNo.2が舞台となるが、男子と女子でどう違うのだろう。

 男子は7562ヤード、女子は6649ヤードでともにパー70の設定。「通常の全米オープンのコースセッティングにはならないだろう」とは、直前に現地でコースをチェックした米ゴルフチャンネル解説者、レックス倉本氏。翌週の女子のことを考えると、男子メジャー並みの難セッティングは女子には難しすぎるのだ。

「パインハーストの特徴でもある王冠型グリーン、日本的に言えば〝砲台グリーン〟が硬くなりすぎれば、女子にはプレーが不可能なくらい難しい。フェアウェイも男子の週からラフの芝を枯らすわけにはいかないので、いつもより青々としたコースコンディションになるはず」(倉本氏)

 フェアウェイ幅が例年(30~40ヤード)より広い50ヤード超のホールが多く、コンディションも軟らかめになることから、2打目をフェアウェイから攻められる回数が多くなりそう。

 攻略方法は男女でどう変わるのか。

「男子は、グリーン真ん中を基本に、ピン位置に対して狙いを左右に微妙にずらしながら攻めるはずです。砲台ですが、どのホールもピン位置に対してミスをしてもいい方向があるからです。女子は、基本的にはグリーン手前の傾斜を利用した攻め方になりそうです。なぜなら、手前からのアプローチが簡単なホールが多いから。ただ、2週目になる女子はグリーン周りの一部の場所がかなり傷むはずなので、荒れたグリーン周りの見極めがポイントになる」(同)

 男女の違いがハッキリ見えるホールは?

「5番のパー5です。前回(05年全米オープン)はパー4でしたが約100ヤード伸びてパー5になりました。しかし、風向き次第では2オン可能です。3打目勝負の場合、100ヤード付近はつま先上がりの左足上がり。ボールが左に飛びやすいライで、その先にはトラブル(バンカーと荒れ地)が待ち構えています。女子にとっては、そのライからのスピンコントロールが難しい。そこをどうテクニックで補うかが注目です」(同)

 男女で違うゴルフが愉しめそうなまたとない機会、寝不足になること確実だ。

 
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