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PGAツアーチャイナの賞金王候補がスコア誤記を理由に中国ゴルフ協会から６カ月の出場停止処分を言い渡された。
＂なんちゃって＂が多い中国だがこのツアーは正真正銘本物。米PGAツアーと中国ゴルフ協会が提携し今年からツアー名に＂PGA＂を冠し12試合を開催しているのである。
しかも賞金ランク５位以内に入れば来季の米下部ツアー、ウェブドットコムツアーへの出場権が得られるとあって中国はもとより韓国、オーストラリア、タイ、ブラジルに至るまで、国際色豊かなメンツが凌ぎを削っている。
そんな中９試合を終え65万600元（約1200万円）を稼ぎ賞金レーストップに立っているのが地元の張新軍（チョウ・シングン）。優勝１回、２位３回、トップ10入り７回と安定感は抜群なのだが、９試合中２試合でスコア誤記による失格となっている。
６月に上海で行われた試合では２日目にオーストラリアの同伴プレーヤーから「スコアが間違っている」と指摘されビデオ判定された挙げ句失格に。９月のキャデラック選手権（北京）でも意図的か否かは別としてスコアを過少申告して失格。常習性を疑われ今回６カ月出場停止という重い処分を科されたというわけ。
出場停止の時期は来年の３月14日まで。たとえ懲罰を受けてもこのまま賞金ランク上位に残っていれば（５位以内）ウェブドットコムツアーへの出場権を与えると米PGAツアー関係者は明言しているが、同ツアーは２月に開幕するため序盤戦は出場できない。
それにしても日本ツアーの上位選手でさえQTを受験しなければ下部ツアーにさえ出られないのに、中国ではたった12試合で無条件に出場権を得られるという現実。政治力の成せるワザ？
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