近藤共弘の3年半ぶりV、勝因は、脱“ハンドファースト”
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2014/12/02号
2014/11/26更新

近藤共弘の3年半ぶりV
勝因は、脱“ハンドファースト”

 HEIWA PGM in霞ヶ浦で近藤共弘が3年半ぶりのツアー通算6勝目を挙げた。久々の勝利の蔭にはセンターシャフトパターの存在があった……。

 じつは近藤、パットに関して前々からある疑問を持っていたのだとか。それは『パターの名手といわれる選手はハンドファーストの構えでダウンブローに打つスタイルが王道』という定説についてだ。  

 たとえば45歳にして賞金王候補の藤田寛之もこのタイプだが、「手を体の中心に置いてパットを打つタイプの僕としては、本当にそうなんだろうかという疑問があった」。  

 そこでツアー仲間たちのパッティングスタイルを研究。ハンドファーストではないがパットが上手い選手を探し、日本ゴルフツアー選手権でパットを入れまくった竹谷佳孝らに話を訊くと「ハンドファーストの必要はない。真ん中で真っすぐ打つ」という答えが返ってきた。  

「やっぱりそうなんだ」と確認作業ができた近藤は道具の変更を決意。以前から使いたいと思いながら、ハンドファーストで試したら「球が滑って右に飛んでダメだった」センターシャフトの『VERSA V-LINE CS』(オデッセイ)に、手を体の中心にセットして打つスタイルで再度トライするとこれがドンピシャ。東海クラシックから使い始めてから毎週のように優勝戦線を賑わすようになった。

「センターシャフトなら両手がボールの真上にくるから、手も真っすぐ、シャフトも真っすぐ、フェースも真っすぐ。どこにも捩じれなく打てるんです。僕が心地好いと感じる体の中心で(グリップを)握るスタイルを活かすことができたのはセンターシャフトのお蔭」と以降6試合で1勝を含むトップ5入り4回と目下絶好調なのである。

 どこにも捩れのない理に適った真っすぐスタイル。アマチュアも参考にしてみては?

 
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