週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 1/22
2013/1/21更新

ドライバーが80Yしか飛ばないゾ!
米ツアーも嵐の幕開け

例年ならバカンス気分で幕を開ける米男子ツアー開幕戦ヒュンダイトーナメント。しかし、今年はときならぬ暴風雨に見舞われ、異例ずくめの展開となった。


ミスター54ホール、D・ジョンソン

 前年のツアー優勝者が一堂に会し、バカンスにはもってこいのハワイで行われるこの試合。ところが蓋を開けてみると、ハリケーン並みの暴風雨が吹き荒れるとんでもない状況となった。グリーン上のボールは動き、ドライバーが80ヤードしか飛ばないという笑い話のような強風に、競技は中断。公平を期すためにスコアがリセットされ、改めてスタートしたのだが……。

 結局、第1ラウンドが正式にスタートしたのは、なんと大会4日目の月曜日。もともと金曜から月曜の4日間で行われる予定だったが、最終日の月曜日に36ホールを消化し、06年のブーズアレン以来7年ぶりに最終日が火曜日(18ホール)にずれ込むことに。

 マクロイ、タイガー、ルーク、ローズの世界ランクトップ4は最初から欠場。盛り上がりに欠けると思われた大会は、別の意味で人々の注目を集めることになり、過去2回54ホールに短縮された大会での優勝経験を持つダスティン・ジョンソンが下馬評通り逃げ切って、通算7勝目を挙げた。

 それにしても、3日間なにもしないで待たされた選手たちの心境は察して余りある。いつ再開されるかわからないため、食事をとる時間にも気を使い、テレビの前で天気予報とにらめっこ。練習もできずクラブハウスに缶詰にされ、我慢の限界を通り越していた。それでも棄権する選手がひとりも出なかったのは、さすがは昨年のチャンピオンたち。

 そういえば先月、13年シーズン開幕戦を南アフリカで迎えた欧州ツアーも、大会初日から豪雨に見舞われ、3日目になってようやく第1ラウンドが行われ36ホール競技に短縮。しかもコンディション不良のためパー70から65に変更された。あちらもこちらも波乱の幕開けとなった男子ツアーだった。さて日本男子の開幕戦やいかに?

 
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