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森口祐子がシニアで勝って
メジャー4冠

生涯獲得賞金は６億を超える森口。今回で270万円プラス

　45歳以上が対象の国内女子シニア、レジェンズツアーのレジェンズチャンピオンシップ（8月30～9月1日、上田丸子グランヴィリオGC）。この試合は日本女子プロ協会の公式戦（メジャー）で「森口祐子がレジェンズツアー初優勝。史上初の公式戦4冠」と公表された。でもじつは同ツアーは年にこの1試合しかなく、“公式戦”をうたうにはいささか寂しい大会でもあった。

　レギュラーツアー41勝を誇る森口の公式戦制覇は、78年日本女子プロに始まり、81年、85年レディーボーデンカップ、85年、90年日本女子プロと3タイトル5勝。これに今回の優勝を合わせて“4冠”。

　しかし、この公式戦には、45歳以上の永久シード選手のうち樋口久子、岡本綾子、大迫たつ子は出場しておらず、参戦したのは森口と除阿玉だけ。ほかに吉川なよ子、塩谷育代、村口史子など歴代賞金女王がズラリと名を連ねたが、シビアなメジャー大会というよりは同窓会のようなのんびりムードが漂っていた。

「自分が試されてる感じがしました。今回こんなにうまくいくと、年齢を重ねて忘れたことを思い出させてくれますね」と喜びを口にした森口当人にも、“メジャーに勝った”実感はなかったに違いない。

　
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