週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 11/1号
2011/10/24更新

韓流旋風はもう御免? 今春から
女子プロ協会が進める受験規制

 アン・ソンジュがSANKYOレディースを連覇し、賞金女王レース独走モードに。同週のLPGAレジェンズではコウ・ウスンが優勝し、女子ツアーは「韓国ウイーク」といった格好になった。しかし、来年はちょっと様子が変わるかもしれない。

 来年の女子ツアー出場権をかけたQTは、すでに1次が終了したが、今春施行の新ルールによって、昨年から日本に参戦したアン・ソンジュや今季から参戦のイ・ボミのように、前年賞金女王の肩書を持つ強者の顔が見当たらない。というのも、新しいルールでは、海外選手の場合、「QT受験者は、海外ツアーの賞金ランクいかんにかかわらず、全員が第1次QTから受験しなければならない」となったため。サードQTやファイナルQTだけを受験すればよかった昨年と違い、今年からは全員が同じ土俵からのスタートとなる。その結果、昨年米女子ツアー賞金女王のチェ・ナヨンや09年全米女子オープン優勝のチ・ウンヒなどは受験を取りやめた。



 今年は米ツアーのスケジュールと第1次QTのスケジュールが重なったこともあるが、来年以降も、世界のトップ選手がわざわざ1次から参戦する可能性は低い。

 今季第1次QTを通過した韓国人選手は、昨年の10人(2次以降5人)に比べて倍の20人に増えたが、顔触れは地味だ。関係者が言う。

「日本女子プロゴルフ協会のやり方は闇討ちでした。今春、QT受験の新規則を発表すると、すぐさま第1次QTの締め切りを5月末と決めました。これは韓国ばかりか、中国や豪州などの外国人選手たちには締め出し策だと、とられかねない」

 円高ドル安もあり、米ツアーよりおいしい日本ツアーに参戦したいと考えていた韓国実力派を“規制”で締め出した?

 
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