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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 4/6号
2010/3/26更新

ヤジ対策と年間グランドスラム狙い
「タイガー、マスターズで復帰」の理由

 3月17日、タイガー・ウッズがマスターズ出場を自身のサイトで発表した。ファンとしては待ちに待ったツアー復帰。タイガーのコーチであるハンク・ヘイニーの公認インストラクター松本進プロに聞いた。

 松本プロによると、タイガーのマスターズでツアー復帰するには2つの意味があるという。

一つは、ふつうのツアー競技でなくマスターズであるということ。 「マスターズは、パトロン(ギャラリー)やマスコミなどに対して入場制限が厳しい。そのため、ゴシップ試などを含めた、一般メディアの入場規制がされるため、パパラッチが入場しにくい試合です。これがマスターズを復帰戦に選んだ大きな理由だと思います。

 また、メディアだけでなくパトロンにも規制がかかります。野次やマナーの悪いパトロンは、退場させられるだけでなく、入場のバッヂから身元が特定されます。そのため、翌年から入場権利が剥奪されることもあるで、必然的に野次などを飛ばすパトロンは少ないでしょう。

 もう1つの理由は、年間グランドスラムを狙っているからです。タイガーは、決して肩慣らしで試合には出場しません。グランドスラムという明確な目標があるから出場するのです。タイガーの性格からいって、勝てない試合には出ません。

 マスターズは、タイガーにとって年間グランドスラムを狙う今年最初の試合であるため、思いは特別です。出場するということは、復帰の準備が整ったということ。これまでの強いタイガーをアピールできるということでしょう。3月にハンク・ヘイニーを招いて練習を開始したのも、マスターズで勝つ意気込みの現れと見るべきです」

 これまで長期にわたってツアーを離れたのは父親が他界した時と、左ひざの手術をした時だけ。今回の復帰は過去のものとは明らかに違い、ファン、メディア、ツアー仲間の反応さえわからない不安な状況であることは間違いない。

 そんななかでのタイガーの復帰戦。果たして、強いタイガーの咆哮を見ることはできるのだろうか。

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