週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

　2009年11月に左ひじのけがで公傷が認められ、復帰後の10試合の出場権を得た大山志保。12月17日には、内視鏡手術を行い、現在は実家のある宮崎で療養中だ。その大山に復帰に向けた想いを直撃した。

5月ごろには復帰。大山らしいガッツポーズが日本のツアーで見られそうだ

GD　現在のひじの状態はいかがですか。

大山　手術をするかは正直悩みましたが、家族やドクターと相談した結果、決意しました。現在は、左ひじの可動域を戻すために、ストレッチやマッサージなどのリハビリに取り組んでいます。

GD　練習はいつごろから開始できそう？

大山　手術後、3カ月が目安ですかね。定期的に先生に診ていただくなかで、許可が出てから練習を開始したいと思っています。

GD　リハビリ以外に今は、どんなことをしているんですか。

大山　念のため安静にしています。順調に回復していれば、今月中旬から少しずつ体を動かす予定です。

GD　ツアーにはいつごろから復帰することを考えていますか。

大山　できれば5月ごろですかね。

GD　米ツアーのほうでは、昨年は賞金ランキング76位に入って、シードを保持しましたが、米ツアーにも積極的に出場するんですよね。

大山　長距離の移動は肘の負担になるし、アメリカでひじを定期的に診てもらえる環境が整っていないんです。だから状況次第ですが、出場できる範囲で挑戦し続けたいです。

GD　09年の横峯選手、諸見里選手らの活躍を見てどう思いましたか。

大山　若い選手の活躍や、今年から海外の強い選手も何名か加わったことを考えると、今まで通りのことをやっていたのではなかなか通用しないと思っています。ただでさえ、ケガの影響でブランクがあるし、しっかり体力、精神、技術を鍛えなおさないといけないと感じています。

GD　焦りはありませんか。

大山　それはありませんよ。

GD　昨年、初めて米ツアーに参戦してみて得たことはありますか？

大山　ショートゲームの大切さを改めて実感させられました。米ツアーには、パッティングの上手い選手が多くて驚きました。パッティングの技術をさらにレベルアップする必要があると感じました。でも、ひじの状態が悪いので普段通りの練習量をこなせないから……。やっぱり練習ですね。

GD　今年33歳を迎えられますが結婚とかは考えますか。

大山　35歳までに結婚したいと思います！

GD　じゃあ、プライベートの夢は結婚とか？

大山　いいえ、世界旅行がしたいです（笑）。ケガをして、テレビを見る機会が多くなってから世界遺産に興味が湧いてきたので、大切な人と実際見学しに世界中を旅したいです。そのためにもがんばってお金を貯めておかないと！

GD　今年の目標は。

大山　ひじを完全に治して、まずは１勝することですね。また、昨年はスウィングに関して、色々な方にアドバイスをいただき、試行錯誤の１年間でした。でも、少し変えすぎたかもしれません。今年は、これだと信じられるものを年間通じてやり通すことを大切にしたいと思います。