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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 4/1号
2008/3/20更新
シン・ジエにソン・ボベ、まだまだ出てくる韓国勢。
どんだけいるの

 開幕戦を制したのは韓国出身のソン・ボベ、同じく3位タイには新人イム・ウナ、5位タイにはジョン・ミジュンと上位5位以内に3人の韓国人選手が入った。昨年まで日本では“無名”だった韓国人選手が今年になって大活躍を見せている。


「“怪物少女”シン・ジエ
日本ツアーの台風の目になるか」

 シンガポールで行われたHSBC女子チャンピオンでもシン・ジエが7位に入ったほか8位タイまで10人中3人が韓国勢で。米ツアーも韓国勢力が強い。

 なかでも注目するのは今週、プロギアカップに出場予定のシン・ジエだ。シン・ジエは19歳の若さながら昨年韓国ツアーで9勝、12月のチャイナレディース優勝を含めると年間10勝という怪物少女。昨年全米女子オープンで6位、エビアンマスターズでも3位という成績で米マスコミでも話題になった。

「韓国マスコミは『昨年も今年も韓国女子ツアーはシン・ジエ天下』『無敵の駆逐艦』と呼んでいます。昨年高校卒業したばかりですが、いきなり世界ランク7位に入りました。韓国マスコミはパク・セリやキム・ミヒョンを超える存在と書いています」(韓国女子プロゴルフ協会)

 シン・ジエと並んで活躍が確実視されているのがブラジル国籍ながら米ツアー新人王、全米女子プロ2位タイに輝いたアンジェラ・パーク、全米女子プロで3位に輝いたミン・ナオン、コーニングクラシックで4位タイのキム・インギョン、全米女子オープン8位タイのパク・インビなど注目株が目白押し。彼女たちは同じ88年生まれの若手軍団で、誰がいつ優勝してもおかしくないといわれている。

 日本女子ツアーを見ると新人イム・ウナが大物の片鱗を見せている。彼女は昨年末Qスクールをトップ合格。一体、なぜ韓国選手は強いのか?

「実は昨年12月、福岡で行われた日韓女子プロ対抗戦で6年ぶりに日本に敗れたことが大きな原動力となっているのです。あらゆるスポーツ分野で共通していることですが、韓国選手は日本には絶対勝つというのが至上命題です。日韓戦に負けた直後、主将のキム・ミヒョンは悔し涙を流したそうです。

 日本に勝つために来年(2008年)は一生懸命練習して世界中で頑張り、再び日韓戦で会おうと帰りの飛行機のなかで韓国選手たちにハッパをかけたそうです。

 ジャン・ジョンも自分のパットミスで敗戦した悔しさを今でも忘れないそうです。昨年マッチプレーで宮里藍を破って優勝したイ・ソンファや飛ばし屋イ・ジヨンなど選手層が厚いのが特徴ですね」(韓国スポーツ紙記者)。

 悔しさをバネに韓国人としての名誉を守ろうとする精神力と練習量の多さがコリアンパワーの秘密のようだ。

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