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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2/21号
2006/2/8更新
団塊世代のゴルファーは競技志向派?
シニア大会へのエントリーが増えている

『団塊の世代』の定年が本格化することによる、産業や社会構造への様々な影響を指す「2007年問題」。このところ何かと話題になっているが、ゴルフ界でもその影響は小さくない。この2~3年、アマチュアのシニア競技への申し込みは確実に増え、なかには想定外の急増に主催者側が慌てる事態もあった。

 60歳の定年を迎えたゴルファーが、お金と時間に余裕があり、腕に覚えがあれば、出場資格55歳以上のシニア競技に関心が向くのは道理である。平日に開催される各地区ゴルフ連盟主催の公式戦でも、リタイア後なら日程を気にせず、大手を振って申し込むことができる。

 今後、団塊世代の定年が本格化すれば、ますますシニアの競技会は賑やかさを増すに違いない。

 関東ゴルフ連盟によれば、「シニアの申込者数はここ数年、増え続けています。そのため、関東シニアの予選会は会場数を徐々に増やしてきたほどです」とのこと。

 申し込み者が徐々に増えるのならさほど問題はないが、相手は団塊世代という巨大な層である。予想以上に急増することもあるようだ。

「昨年の中部シニアの予選会への申し込みは494人で、一昨年から約1割、一気に50人ほども増えたので対応に多少慌てました。10人程度ならどうにでもなりますが、50人も増えると当初予定のスタート枠では収まりませんから……」(中部ゴルフ連盟事務局)

 もっともこの急増には、いろいろと複合的な理由があったようだ。「もちろんシニア競技層が増えたことも原因でしょうが、他に出場資格のハンディキャップを、一昨年までの12から14.4に下げたことも大きかったと思います」

 ご存じのように、昨年JGAハンディが大きく改訂された。その実施により、それまで上下15パーセントの範囲で各クラブのハンディ委員会に認められていた独自調整が廃止。結果、従来12と査定されていたゴルファーも14台にまで下がるケースが考えられた。

 そこで同連盟では資格ハンディを14.4にまで緩和することで、旧ハンディで12の実力者が昨年も出られるようにしたのだった。ところがフタを開けてみると、これが申込者の急増につながった。

今年も、増えることはあっても減ることはないと予想しています」と同事務局は語るが、さてその増え方がどの程度になるのやら。

 一方、日本パブリックゴルフ場事業協会(PGS)が開催する全日本シニアパブリック選手権の申込者数の推移をみると、この5年間は01年3770人、02年3878人、03年4279人、04年4621人と最近は10パーセント近い伸びを示してきたのが、昨年は意外にも4441人と数を減らした。

 これにはPGSの事務局サイドは当惑気味。実は、一昨年までシニアの全日本決勝は女子シニア、ミッドシニアと一緒に開催されていた。

 しかし、それではシニアの出場枠が少なすぎると判断されるようになり、昨年からミッドシニアとは別に実施することにした。にもかかわらず……。

「確かな理由は分かりませんが、一昨年の台風(10個が上陸)や新潟地震で復旧が遅れたパブリックゴルフ場が多々あり、それで減ったのではないかと推測しています」(専務理事・杉本信治氏)

 しかし、今年は各ゴルフ場が精力的に告知することになっており、申し込みは増えるだろうと語る。

 実際、クラブ競技の申し込みでは、最近はシニアの部のほうが圧倒的な早さで定員になってしまい、シニア入りしたばかりのプレーヤーを面食らわせているという。これからリタイアし、競技に出ようかと考えているゴルファーは、今からシニア界の熱気を覚悟しておいたほうが良さそうだ。

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