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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2/14号
2006/2/3更新
46億円の豪邸を購入した30歳のタイガー
高級住宅地ジュピターアイランドが本拠地に

 開幕4週目にして、やっと姿を現したタイガー・ウッズ。昨年末の30歳の誕生日を含めて、これまで何をしていたかというと、実は新居の購入と引越しの準備に忙しかったようだ。


エリン夫人も大喜び

 アメリカ・フロリダ州のパームビーチポスト紙によれば、昨年末にタイガーは「およそ4000万ドル(約46億円)で、ジュピターアイランドの10エーカー(約4万470平米)の土地・建物を購入した」という。

 この不動産には6つのベッドルームのある建坪約1700平米のメインハウスと、二つのゲストハウス、ビーチハウス、それにテニスコートとバスケットボールのコート、二つのボート用のドッグが付いているという超豪邸。

 フロリダのジュピター・アイランドは高級住宅街として知られている。タイガーが今回購入した不動産は、03年11月に1670万ドルで売却されたもの。

 売主となった人物は、当時メインハウスに1250万ドルを支払い、南側の土地を買い足して、ゲストハウスを建築した。

 つまり、ゲストハウス等の建築費に数億円を費やしたりしたが、これが2年余りで不動産価格が2倍近い金額となったことになり、タイガーの購入した金額には、驚きの声が上がっている。

 しかもメインハウスの建物自体はまだ築13年で「すばらしいコンディションを保っている」(地元不動産業者)ということだが、タイガーは、どうやらこれをイチから建て直す計画を持っているらしい。

 地元不動産業者の言葉を借りれば、「これほどの金額を出す人間は、皆自分の好みの家にしたがるもので、すべて作り変えたとしても驚くことじゃない」というわけで、どうやらこの新居に60億円前後のお金を費やす模様。

 タイガーの昨年の契約料収入は8300万ドルと言われ、獲得賞金は知っての通り1060万ドル。

 つまり100億円以上の年収があるタイガーにすれば、あるいはたいした買い物ではないのかもしれないが、一般のアメリカ人から見ればやっかみも含めて、「土地バブルの頂点で、タイガーは高い買い物をした」という風に映っているようだ。

 とはいえ、タイガーがこの地域で住宅を探していたのには、理由がある。まず第1に、この地域が近年、高級住宅地として注目を集めているからだ。

 フロリダといえば、マイアミやパームビーチ、あるいはディズニーワールドのあるオーランドが有名だが、都市が大きくなると職を求めて低所得層や移民などが入り込み、治安が悪くなるといった弊害も生まれる。

 そうした中で、高級住宅地と知られたパームビーチから、北のジュピターに金持ち層が移り住み、このジュピターアイランドも注目を集めるようになってきた。

 昨年は、映画「タイタニック」の主題歌を歌ったセリーヌ・ディオンがここに住宅を購入したし、かつてクリントン元大統領が転んで怪我をしたことで一躍有名になったグレッグ・ノーマン邸もある。

 また有名プロではニック・プライスも広大な不動産を持っているし、なによりエリン夫人がかつて子守をしていた、同じスウェーデン出身のイェスパー・パーネビックが住んでいることも大きな理由といえるかも知れない。

 しかも、これまでノースパームビーチにあったタイガーの豪華プレジャーボート「プライベート」も自宅のドッグにつなげるし、マイアミなどから比べてハリケーンの影響も少ないことから新居を購入する条件が揃っているわけだ。

 オーランド近郊にあるアイルワースの現自宅を売却するかどうかは不明だが、本拠地をいずれジュピターに移すことになりそうだ。

 またタイガーは昨年、ワイオミング州にも土地を購入しているので、将来、暑い夏場はワイオミングで過ごすことを考えているかもしれない。いずれにしても、棲家を固めることで心機一転、新たな挑戦をしようということだろう。

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