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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2/24号
2004年更新
PGAオブ・アメリカがホームページで
中古クラブの買取りと販売の基準価格公開
 アメリカで中古クラブ売買が、ホットになり始めている? といっても、日本のように中古クラブチェーン店が続々できているというわけではない。やはりお国柄で、あくまでインターネットを通じた売買だが、いくつかの仕掛けができあがり、自動車と同様の中古市場が確立し始めたといえそうだ。

 インターネットでのオークションサイトであるeBayを中心とした中古クラブの売買は、昨年1年間だけでも2億ドル(約210億円)を超えると言われている。それだけでも、アメリカの中古クラブ市場は馬鹿にできないが、いくら市場が大きくても、それだけでは日本のゴルファーには関係がないといえるのかもしれない。価格の安さが魅力の中古クラブでは、かつて流行した個人の並行輸入を行うにしても、輸送費が馬鹿にならず無意味だからだ。しかし、そんな日本のゴルフファンにも、役立ちそうなガイドができたのを知っているだろうか?

 中古クラブを売るにしても、買うにしても、一般のゴルファーが躊躇するのは、その適正な価格がわからないからではないだろうか。

「中古自動車市場では、業界で受け入れられている価格基準が存在することが、効率的な市場にとっての基本的な要素になっていることは疑う余地がない。中古自動車においてケリー・ブルー・ブックやエドモンズといった本が、顧客や販売店の価格を決める基準となっているが、これがPGAドット・コムのバリューガイドのモデルとなっている」(PGAオブ・アメリカ)と語られるように、PGAでは、eBayと3balls.comという中古クラブのインターネットが協力して、中古クラブのバイブルともいうべきバイヤーズ・ガイド、つまり基準価格ガイドを完成させたのだ。

 PGAオブ・アメリカ(www.pga.com)のバリューガイドのページを見てみると、クラブの一覧が出ている。価格は、クラブの状態の違いなどのために、3段階表示で幅があるが、これで、買うとき、売るときの相場が一目瞭然というわけなのだ。

 日本のメーカーでも、ミズノ、ブリヂストン、ダンロップ、プロギア、キャスコ、ヨネックスなど、アメリカで販売されているものであれば、ほとんどカバーされており、ある意味では、これが中古クラブ価格の世界基準になる可能性まであるといえそうだ。あくまで、ここに出ている価格は目安にすぎないが、それにしてもPGAオブ・アメリカという、オフィシャルな組織がこれを発表していることで、中古クラブの持つ価格の不明瞭さを取り除いているのは間違いない。

 もうひとつ、中古自動車市場などに似始めているのは、大手メーカーの動きだ。例えば、キャロウェイ社などは、特定の販売店に限ってはいるものの、自社の新モデルを販売する際、自社の旧モデルの下取りを行うことを始めているのだ。こうしたメーカーが続々と増えて行けば、新モデルの回転が速くなるほか、中古市場にも商品が出回って活性化される。

 一方で、中古クラブ市場が活性化することで、新製品が売れなくなるのではといった声もある。しかし「顧客が『去年のモデルと今年のモデルの違いがわからない』と言うときの意味は、その顧客が新モデルを欲しくないと言っているわけではない。彼は、その新しいモデルのクラブが価格に見合うだけの価値はないと言っているにすぎないのだ。私たちは、中古クラブを取り扱うことによって、ゴルファーに早く買い換える動機を与え始めた」と3balls.comのL・ベダー社長が語るように、ここに来てアメリカのクラブ市場が変わりつつあるのも事実のようだ。

 中古クラブの価格ガイドとメーカーによる下取り制度。この2つが今、米の中古クラブ市場を大きく発展させようとしている。

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