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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 10/7号
2003年更新
今季不調のミケルソンに直撃インタビュー
プロ野球入団テスト受験の真意は?
 先のサントリーオープンに招待され、4年ぶりに来日したフィル・ミケルソン。今年は米ツアーでの優勝がなく、成績も下降気味だ。実際、サントリーオープンでも1打差でギリギリの予選通過、関係者をヒヤヒヤさせた。来日直前、プロ野球投手を目指し、3Aトレドの入団テストを受けたことで大きな話題を集めた(結果は不合格)ミケルソン。ナイキのクラブを“批判”する発言など不可解な言動が続くミケルソンだが、今回の投手挑戦の真意は?

------なぜ、入団テストを?

「プロ野球選手になるのは子供のころからの夢でした。去年、たまたま野球のスローイングをゴルフのトレーニングに取り入れ、周囲から速球がすごいと言われて、それなら挑戦してみようかな、と思ったんです」

------しかし、なぜ今年?

「今、33歳ですけど、野球選手になるとしたら、そろそろ年齢的には限界。だから、今年が最初で最後のチャンスかなと」

------去年、小誌の取材で「40歳が区切りの年になる。そこから先は他の仕事を始めるかも」と言っていたが、プロ野球挑戦はそのための準備?

「そうなってくれることが理想でした。でも、現実は厳しかった(笑)。40歳を区切りと考える気持ちは今も変わらないし、そこから先の人生をどう過ごすかは私にもまだわからない。パイロットの資格はすでに持っているけど、弁護士にも興味がある。ただ、今回のピッチャー挑戦は、自分の速球がどこまでプロ野球の世界で通用するかを試してみたかっただけ。7年後のための準備と言うよりは、自分への挑戦でした」

------「自分への挑戦」とはA・ソレンスタムが男子のコロニアルに出場した際に、やはり口にしていましたが……。

「トップアスリートはつねにチャレンジを求めるもの。外界に対してではなく、自分に対して挑戦したいと思う。アニカは、それを男子ツアーの世界で行ない、私はゴルフでなく野球という別の世界で行なった。フィールドは異なるけど、自分に対する挑戦意欲を追求する気持ちは共通しています」

*


 これまでツアー21勝、生涯シードも獲得しているミケルソン。一時期はT・ウッズの最大のライバルと呼ばれ、世界ランク2位につけていた。しかし、現在は11位、PGAツアー賞金ランクは32位まで落ちている(9月20日現在)。レフティによるメジャー制覇もマイク・ウィアーに先を越され、米ゴルフ界ではミケルソンのゴルフに対する意欲が低下しているとの見方も強い。サントリーオープンで行なわれた記者会見では「調子はまあまあ」と答えたが、ミケルソンの本当の心境は?

------今季はまだ優勝がないが。

「ええ。正直、今年は私のキャリアにおいて最悪のシーズン。とにかく調子が悪いんです」

------相変わらず猛練習をしているのですか?

「いや、昨年、一昨年は練習しすぎたと反省しているんです。いろんなアドバイスに耳を傾けすぎて、自分のゴルフがわからなくなった。不調の原因はそこにある。だから今年は、不調であることを認めて、少し休もうと思っています」

------練習を休むという意味? 試合を休むという意味?

「両方です。あれこれ考えていろんな練習するというのを控え、気持ちのままにクラブを振るだけにとどめています。試合も過密スケジュールを避け、なるべく家族と過ごす時間を増やすようにしています。心も体も、少し休めたほうがいいんです」

------ゴルフに対するモチベーションは下がっている?

「それはないです。というか、そうならないために、今年はのんびり行こうと決めたんです。プロ野球に挑戦したり、40歳以降の人生を考えたりしてはいるけど、とりあえずあと7年間、私がいるべき場所はやっぱりゴルフ界だと思っていますから(笑)」

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